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2009年04月03日

【道具】shimano METANIUM XT

【道具】shimano METANIUM XT

シマノ(SHIMANO)の楕円型ベイトリールの中でも中堅機として質実剛健なスペックを持つ、と思われるメタニウム XT(METANIUM XT)

高剛性フレームに防錆ベアリング、4号が100m巻けるスプールキャパシティと、標準で85mmロングハンドル仕様の、まさにヘビィデューティー仕様な一台。
それでいて実売価格も中堅所の価格になんとか収まっている感もあり、非常にコストパフォーマンスの高い一台ではないかと思われます。

また、使い勝手の良いフリップオープンのサイドプレートから、イージーにアクセス可能な6点式遠心ブレーキ(SVS)や、クリック付きドラグノブにキャストコントロールつまみ、SICラインガイドと、細かな所も充実の装備。


ぱっと見た目、全体のシルエットは「やや大柄」な印象ですが、背が低いロープロファイル設計のお陰かパーミング時に大き過ぎる感じは無く、重さもカタログデータより軽量な印象です。
個人的にはFujiECSに代表されるようなコンパクトに握り込めるタイプの薄型リールシートと相性が良い様に思います。

【道具】shimano METANIUM XTキャスト性能も優秀で、慣性力を低減した超軽量スプールの恩恵か、とても立ち上がりが軽く、1/4ozからのルアーでも特に問題無く投げられる感じです。

当然、一般的にベイトタックルで扱われることが多い(と思われる)3/8oz~3/4ozクラスのルアーは、まさにストレスフリー。
スプールの慣性力が低減されている事でブレーキの効きも良く、比較的失速の早いルアーでも適切な設定をしてやれば繊細なサミングコントロールも不要かと思われ、エントリークラスからのステップアップだけでなく、上級者のメインリールとしても十分に通用する性能を有しているのではないでしょうか。


また、大型ギア+85mmハンドルの恩恵か巻き取り力も高く、比較的抵抗の大きなスピナーベイトやディープクランクでも巻き負ける感じは無い様に感じましたし、カバー周りから魚を一気に引っぺがすにも十分なトルク力で、キャスタビリティだけでなく、トータルでの汎用性にも優れた一台ではないかと思われます。




これだけ実質的な性能が高いと、アラ探しも難しいのですが(笑)、幾つか気になった点を。
【道具】shimano METANIUM XT
一つには、慣性力を低減した超軽量スプール故に、遠投性能が高い3/4oz~のバイブレーションプラグやメタルジグ等のルアーでブレーキが若干効き過ぎること。
まぁ、殆ど気にならないですが・・・・・。

二つめは、ロングノーズデザイン故にサムレストに親指が届かず、ホールド位置がロッド軸から左右にズレ、不用意に力が逃げるときがあること。
個人的にはコレがチョット問題で、結局、何でもCONQUESTを使うようになった一旦でもあるのですが、パーミング時サムレストに親指が届くとロッド軸に近い位置でリールをホールド出来、不意に力の入れたフッキングを行う場合でも、フッキングパワーが左右方向へ逃げ難く、特に遠距離でのフッキングミスが減らせるように思われるのです。

また、メタニウム XTのパーミングカップ上部が、やや幅の狭いデザインになっている事もあり、若干ホールド性は低いような感じがします。
遠距離時には意識して巻きアワセたり、両手で確実にアワセるように出来れば無問題なのかも。ヾ(´▽`;)ゝ


・・・・・・・・・・・・
総評ですが、とても実性能が高く実売価格も比較的抑えられている事から、非常にコストパフォーマンスの優れた製品で、エントリークラスからのアップグレードやベイト初心者の方の「ちょっと良いリールを」って方にもオススメし易い一台です。

見た目の所有感であったり、スプールドラグ座金がカーボンでなく金属製であることで、若干リトリーブノイズが上位機種と比べて・・・・・といったトコロもありますが、直接実釣性に関わる部分でも無い事から、質実剛健を求められる方にも、とても魅力のある一台ではないでしょうか。






ギヤ比:6.2:1
最大ドラグ力:4.0kg
自重:230g
糸巻量:3号-140m、3.5号-120m、4号-110m、5号-90m
最大巻上速度:66cm
ボールベアリング数:6個
ローラーベアリング数:1個

一体成型フレーム、左右のサイドプレートは高剛性・高精度アルミダイキャスト
超々ジュラルミンを採用した精密バランス軽量ブランキングスプール。スプールエッジを0.4mmまで削り込むことで慣性力を低減
スーパーフリースプール
超々ジュラルミンメインギア&メインギア軸
SVS(可変遠心力ブレーキ)。ブレーキブロックを支えるシャフトはアルミ素材で軽量化
クリック付ドラグ機構
カーボンドラグワッシャー
ボディプロテクターとフラッシュサーフェスデザイン
スーパーストッパー
ローラーベアリング1個と6個のA-RB(スプールを支持する両端のA-RBはグリスレスタイプ)
ブレーキ調整、スプール脱着を可能にするエスケープハッチ機構
SiCラインガイド
耐久性を強化したスプール軸の先端を受けるプレート
0.35mmピッチ高精度クリック付ビッグサイズキャストコントロールつまみ
アルミ鍛造ハンドル(42mmロングパワータイプ
左右専用形状グリップ。それぞれのハンドルつまみにはA-RB各1個内蔵
スペアブレーキブロック(大6個、標準6個)







シマノ(SHIMANO) 05’メタニウム XT
シマノ(SHIMANO) 05’メタニウム XT

コストパフォーマンスに優れたメタニウムシリーズ。
更に軽量なモデルをお求めの方にはMgシリーズの選択も。
汎用性の高さでは、ややXTに分があるように思われます。



シマノ(SHIMANO) 05’メタニウム XT LEFT ハンドル
シマノ(SHIMANO) 05’メタニウム XT レフトハンドル

コチラは左ハンドルのモデル。
ただ、ツーフィンガーで持ち替え無しにキャスト&リトリーブを行う方は、エスケープハッチの固定
ノッチが手に干渉するかも・・・・・。








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Posted by 仇(あだ) at 19:38│Comments(2)道具
この記事へのコメント
う~ん
アブを買うよりも、シマノやダイワから始めるべきだったかも・・・(笑
Posted by 大阪人 at 2009年04月05日 21:02
確かにシマノのSVS系は立ち上がりの軽さが飛び抜けているので、非常に扱い易い気にさせてくれますが、REVOのSX方が意識的に「立ち上げてやる」感覚が付き易く、3/8oz~なら十分飛んでくれると思われますから、REVOでも問題無い様に思います。

どちらかと言えばロッドがちょっと、って感じかと思われます。ヾ(´▽`;)ゝ
Posted by steinberger@管理人 at 2009年04月06日 12:16
 
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    コメント(2)