'09年に、
DAIWAの丸型フラッグシップ機として登場した
RYOGA。
それが、'18年に歯の細かい
ハイパーメッシュギアを採用、筐体デザインも更に煮詰めて小型化された、新生
RYOGA(以下
リョウガ)をリリースした。
リリース当時チョット気にはなっていたものの、従来のシステムを継承してるにも関わらず、総重量が変わらず重たいコト(約255g)、歯の細かいドライブ・ピニオンギアのデメリットが指摘されてる中での採用等、高価格の割りに不安要素も多く様子見だった機体。
しかし、逆ハンドルの予備機として期待した、軽量・高剛性を謳った
スティーズ A TWのタフさが怪しくなってきたコト、基本的に丸型が好きだ、という原点回帰(?)を言い訳に
'18 リョウガに手を出すという迷走っぷり。
・・・・・・正直、相当
'14 CONQUEST(コンクエスト)と迷ったのだケド、ヤハリ
SVS∞はチョイと調整が面倒なのと、駄目なら選択肢が残されている、という安易な考えから導入決定。
道具ばかりが先走り。 凹〇
ソンなコンなで(?)相変わらずの素人戯言ではありますが、今更ながらにレビューってみようと思いマスので、ご了承の上でヲヨロシク。
以下、伍興味のある方はドゾ。 あ、まぁまぁ長駄文デス。 ヾ(´▽`;)ゝ
巻物メインでの投入ってのが大前提で、当初の期待値が其れほど高く無かった所為か、思いのほか全体的に良印象かな?、という出だし。
キャスタビリティでは、基本的なエンジンが
スティーズ A TWと略同じなので、大差無いだろうと想定していたが微妙にブレーキ強いカンジ。
感覚的に
スティーズ A TWのマグダイヤル“
2”が
リョウガの“
min”辺り?みたいな。
聞くトコロ、
スティーズ A TWのスプリングがHLC系っぽいみたいなんで、その違いによって若干効き幅が違うのか?と勝手に想像。
確かに比で余計なスラックが出難い気ガ駿河、飛距離的には大差無い印象。
後は、レベルワインドが
TWSでは無いので、キャスト時には左右ドチラカに目一杯に寄ってないのを確認した方が抜けが安定するのは従来機のお約束。 まぁ、
TWSも目一杯寄ってると微妙だけど抜け悪くなるケドね。 ('A`;)
次は広告の謳い文句でもある「
巻上げ力の高さ」ですが、コレは確かに
スティーズ A TWと比べちゃうと、その差は歴然で、理解り易くトルクフル。
多少抵抗の大きなルアーだと、
スティーズ A TWでは、ヤハリ僅かながら巻上げ力に不足感があり、長時間巻き続けると少々シンドかった事実が、
リョウガだと明らかに軽く巻いてられる。
また、
スティーズ A TWなんかでは、
リーリング時にもマグブレーキの抵抗感が僅かに有り、巻きノイズも若干感じる程度にあったんだケド、
リョウガでは其の辺りが随分と無くなった印象。
・・・・・コレも巻き上げトルクが格段に高い事が+に作用しているんでしょうな。
後は、広告でも謳われてる
巻き感度の高さ。
コレも確かに高感度。 スプールにパーミング位置が近いのが大きいのか? ハタマタ何かボディ構造に秘密があるのか謎デスガ、確かに振動を良く拾う感じ。
引き感がノー感になり気味な
スイムベイト何かには優位性があるかもしれない・・・・・・・と最近は。
只、ヒトによっては高感度過ぎて逆に「
煩い」と感じる人も居られるのかもしれないし、ベアリングやギア周りの磨耗等から異音が発した時は、それがより不快に伝わってくるのも事実。
まぁ、ワンシーズン酷使(?)しつつ使い込んでみないと、ってトコロではありますが。
・・・・・・・ってな感じで、ヲ次は気に入らない点、逝ってみましょうカ? ヾ(´▽`;)ゝ
まぁ、他所でも散々言われて(書かれて)ますが、ヤハリちょっと重くて巨大ぃ。 (-公- ;)
'10モデルのコンクエスト DC 100/101も240gと重ためで、「余り変わらないカナ?」と思ってたが、実際にロッドへ載っけてパーミングすると、微妙なトコロなのだが
リョウガの方が若干の
重たさを感じる。 重心バランスの問題か?
そして、そのバランスの微妙さも影響するのだろうが、
ダイワ特有(?)の
キャスト時のハンドル返り問題も、微妙ながら残ってる。
いや、昔の
ダイワ機達に比べれば、ドライな状況下なら全く持って無問題なのだけど、雨中の釣行時や長時間使用時等に内部に水が入り始めると、明らかにクラッチの返りが軽く「
ふにゃ」っとした感じになる事にくわえ、標準ハンドルが長めなんで返り易くなる印象。 (´・ω・`)
勿論、理解った上で対策し、ミスキャストしなければエエだけの話しではあるのだが、一応意識はして注意しとく方がエエ様に思われます。 ヾ(´▽`;)ゝ
・・・・・・・自身はヤッチャったクチなので。(爆
後は、毎度ながらナンだけど、ドラグの滑り出しが悪いコト。
鯉とか、瞬間的に突っ込まない相手だと全然無問題なんだけど、相変わらず瞬間的な負荷には追従しきれずロックした様な状態になる感覚なんで、油断すると簡単にラインブレイクする。
DAIWAのドラグフィールに馴れて無いだけなのかもしれないが、カナリ意識的に緩めとかないとならず、その状態で太軸の底物なんかをアワセようとすると、ヤハリ若干ドラグが滑る、という煩わしさ。 慣れの問題なのか? ('A`;)
後は個々人での相性が大きいのは大前提で、標準装備の
ハイグリップ I シェイプライトノブがスマート過ぎて
リョウガには合っていない説。
本来巻き取り力の高さが超売りなのに、
ハイグリップ I シェイプライトノブだと指先で
繊細につまむ様なリーリングに成る為、非常に力が入り難い。
ベイトフィネス(あるいは寄り)な筐体には良相性なノブなんだろうケド、巻上げ力の高さがウリな
リョウガには、少し大きい
ハイグリップ I シェイプパワーノブか、従来型の
I型コルクノブの方が力を入れ易くてエエんじゃなかろうか?と思う。
※
A TWに併せてた
I型コルクノブと交換。
ヤハリ従来型の大きめノブの方が力入れ易く、ミッドクランク等を巻き続けても違和感が少ない。
確かに期待値が低かった、という点はあるものの、
ダイワのフラッグシップ機としても完成度は高い、と思うし、個人的には良評価な
'18 リョウガ。
高い剛性感と巻き上げ力は理解り易い売りになると思うし、立ち上がりの良い軽量スプールに強めのブレーキ設定も、安定したキャストを続け易く評価できる。
ただし、
他社のライバル機と比較されてしまうと、良く言えば上手く間を突いているんだろうけど、悪く言えば中途半端感が隠せない。
実際、丸一日とか手返し良く投げて巻き続けるには、
他社ライバルのDC機比で、どうしてもキャストレスポンス悪くて違和感が伴う。(スプールの立ち上がりでは無く)
思うに
1016が
ライバル機の100 - 200の間的な感が強く、かといってドチラにも、まずまず止まりな使用感が否めない。
まぁ、仕方が無いトコロであるのも理解できないではないが・・・・・。 ヾ(´▽`;)ゝ
後は、見た目優先(?)デザインの悪因なのか、曲面エッジの加工が思いのほか立ってる感触なので、併せるリールシートによっては接触する指が痛くなるかもしれない。
なので、可能なら購入前にロッドに載せてパーミングさせてもらい、一応確認しておく方がエエかもしれません。
と、まぁ、色々難癖付けたり(?)しましたが、ひとまず抵抗の有るマキモノに対するアドバンテージは確かにあると感じるし、欠点らしい弱点も現在のトコロ見当らないんで、現状は平均やや以上な評価で、密かに主戦力。 ヾ(´▽`;)ゝ
まぁ、丸型贔屓なのは前提で更に巻き倒しながら酷使しつつ、また印象が変わった点などあれば書き換えや追記したいと思いまフ。
DAIWA RYOGA 1016H/HL
ギア比 6.3 : 1
最大巻取り長(cm) 67
自重(g) 255
最大ドラグ力(kg) 6
スプール径(mm) 34
スプール重量(g) 13.5
ハンドル長(mm) 90
ベアリング(ボール/ローラー) 12/1
糸巻き量(lb/m) 16 / 100 - 20 / 80
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