のんびりぶろぐ

観てきました「20世紀少年」。



とにかく、何と言っても一番初めに来るインパクトは「出演陣が豪華！」ってトコロ。
単純に有名・著名人がいっぱい出てる・・・ってのデは無く、原作の絵にスゲェ似ているキャスト配置が超絶なワケで。(o_ _)ノ彡☆

映像的にも良い出来で、もっと安っぽいカモ・・・って予想を超えてたトコロは、チョット驚き。
ヾ(´▽｀；)ゝ

映画としての切り方(端折り方？)も悪くなく、テンポ良く観られて良かった様に思われました。

【以下ネタバレ含】

しかし、原作が原作だけに、一般ウケするか？と問われると、正直なトコロ厳しいのではないか？というのが素直な感想デ。

原作が「漫画」だからこそ見られた、と、いった部分も大きい事にくわえ、「昭和6～70年代」の空気が何となく「理解る世代」にしか面白さが伝わりにくい、といった、どうしようもないマニアックな側面も有るように思われ、その設定上、大きく土台を変えてしまう事も難しい・・・・・と、本来映画化には全く向かない様に思われるワケで・・・。(´・ω・｀)

また、登場人物が非常に多く、物忘れ激しい主人公達が記憶を辿りながら再度友情やつながりを深め、個々のキャラや人物像が立ってくる・・・といった所も、時間が限られた映画には向かず、原作を知らない人には感情移入しにくい足枷の一つになりそうな気がします。

かといって、一人一人のつながりを追い過ぎると当然ながらダルい作品になるのは見えミエで、ヤハリここはコレが限界なのでは？とも思えるワケで・・・・・。

まぁ、絶対的に無理なのを最初から解っていてここまで創り上げたスタッフは、ある意味凄ぇ！とも言えるワケですガ！


しかし、原作が好きな人には十分楽しめる作品ではあると思いマス。

キャラそっくりな豪華俳優陣に原作通りな流れは観易く、とてもビジュアル的な違和感が少ないのでは無いでしょうか？

特に「トモダチ」、幼少時代の「ヤン坊・マー坊」、「マルオ」といった面々はソックリ過ぎて大爆笑、よく見つけてきたなぁ、スタッフ！、と関心モノでありマス。(o_ _)ノ彡☆


欲を言えば、もっとBGMにGSや'70前後のロック等を意識的に使って欲しかった、また、幼少時代のカレンの演技がイマイチ弱い、感染者がバタバタ倒れている直側でTVレポーターなどが無防備すぎて萎える(防護服ぐらいは着ろョ！)、もう少し2000年12月31日のエピソードは盛り上げる方向で(過剰気味でも良かったカモ？)丁寧に作られていれば・・・・・などなど、細々と残念な部分があった感も否めませんでしたが・・・。ヾ(´▽｀；)ゝ


う～ん、総評としては★★★★★満点として★★☆ってトコロ!? スタッフの勇気を買って★★★で。ヾ(´▽｀；)ゝ