【雑記】ラインの色々。

仇(あだ)

2008年10月26日 16:43



何気なく使っているラインだけど、結構考え始めると奥が深いというか、面白いというか。
単に気にし過ぎ?って説が無いワケでも無いですガ。ヾ(´▽`;)ゝ





今は、殆どフロロ一択なカンジですが、当然フロロにも長所/短所があるワケなんで、ら辺を悩み始めると色々と浮気心が。
大別すると現在メジャーな物は、ナイロンフロロ(フロロカーボン)PE(ポリエチレンマルチフィラメント?)の3種になると思われるので、チョット調べてみますた・・・・・。



【ナイロン】吸水性があり、しなやかで伸縮性が良いので衝撃吸収性に優れる。
       反面、伸びる事により感度が低くなる、フッキング力が多少吸収されてしまう
       などの弱点も。
       比重はやや重く、基本的には沈む。
       スプールへの馴染が良く、放出性が良いのでキャスト時のトラブルに強い。
       吸水、伸び、紫外線などにより劣化するため、耐久性は低い。


【フロロ】 ナイロンに比べ初期伸縮率が低い為、感度が良い。
      比重が重い事で、風や水の影響を受け難い。
      張りが強く硬い為、巻きグセが付くとクセが取れ難くトラブルになり易い。
      表面コーティングにより(?)キズに対する耐性は高い、とされているが、摩擦熱
      に対しては弱く、空気中で硬い物に強く擦れたり、摩擦系ノットで締め込む際に
      は十分に濡らすなど注意が必要。
      吸水性、紫外線劣化に強いので使い方次第では耐久性は高め。


【PE】   全くといっていいほど伸びないので高感度、また、フッキング力が吸収されない
       のでフッキング性が高い。
       直線強度に優れ、ナイロンやフロロと比べても同号数だと圧倒的に強い。
       比重は軽く水に浮く。
       柔らかでコシが無く、比重も軽い為ティップに絡み易い。
       伸縮性が極めて低い事で、瞬間的な衝撃に弱く、結束強度は低い。
       吸水性・紫外線劣化に強く、原糸にキズが付かない限り伸びによる強度劣化
       も無いため、耐久性が高い。


・・・・・・・・・・などといったトコロ?
今はベイトタックルで使用するというのが大前提で考えているのデスが、まず、ナイロンを考えると同号数で考えたときの遠投性能とトラブルに強い点は魅力的。
また、浮き過ぎず沈み過ぎない点もルアーの動きの妨げになりにくいらしいので、流す釣りや巻いて釣る釣り(所謂クランキング?)には相性が良い。

伸びるのでフッキングが弱い」と言われますが、実は伸び始めがフロロと比べて早いだけで、最終的な伸び率はフロロと大差ないので、ハイスピードリールとロッドアクション等でのバランスによりカバー可能だという意見も。

しかし、ヤハリどうしても感度がやや劣ってしまうのと、吸水性と紫外線劣化による耐久性の低さがネックな部分。(-公- ;)ウーン



一方で、フロロは比重が重たいことで風や水の流れによる干渉を受け難く、感度も良いので使い易いんデスよねぇ。

しかし、この比重の重さが反面デメリットでもあったり。

どうしてもラインが重たい事で、軽めのルアーはラインに引っ張られ動きに干渉されてしまう。
また、距離が出ると沈み込みが大きくなり、フッキング力を沈み込んだライン分のスラッグが吸収してしまうので、遠距離では掛かりが浅くなり易い・・・とかって話も。

しかし、最近一番気になるのはベイトでの使用に耐える強いラインを使う場合、一番魚に見切られ易いのではないか?って説。


少し前から言われている様ですが、魚は目では無く側線(水の動きを感じる事が出来る器官)でラインを認識しているので、より水を大きく切ったり影響を与えるラインは魚にとっても気付き易い・・・という説。

当初は「魚はラインの存在に気付いてもソレが危険なもの、といった認識は無いから影響は無い」と聞きましたが、ジャークベイトやスティックベイトなどを中層でダートさせたりして扱う場合、ラインスラッグの処理の仕方で随分反応が変る事があります。

勿論、水の状況(濁りや水質、水流の強弱など)、釣り人のプレッシャーの有無などで随分と変ってくるかとは思いますが。

また、感度が良いって事は魚側にとっても感度が良いって事になるので、水中にノイズ(ガイドに擦れる音やリトリーブノイズなど?)が伝わり易い事になります。

フロロ以上に高感度なPEは基本的に結束強度の低さを補う為、ラインシステムを組む事に加え、同lbだと圧倒的にラインを細く出来る事から場合によってはフロロよりも影響は少ないのかもしれない???と、いった話も聞きますが、真相はハテサテ?ヾ(´▽`;)ゝ


じゃあ、そのPEは?ってなると、確かに高感度で遠距離でもフッキング力が確実に伝わり、ショートバイトでも積極的に掛けて行ける上に高強度!・・・・・・・・・なんだケド、比重が軽いので風などの影響を受け過ぎてしまい、リトリーブコースやレンジが安定しなかったりするのが結構イタイ訳で。
(´・ω・`)

重ためのテキサスやジグ、スピナーベイト何かでは良いんですが、高比重ソフト中心の現状のスタイルだと、どうしても難しく。

また、リーダーとの繋目の問題もあるワケで・・・。



・・・・・う~ん、結局はそれぞれ一長一短で難しいですねぇ・・・。(-公- ;)ウーン

明確にタックルを専用化してしまえば・・・ってハナシが手っ取り早い解決法なんでしょうが、陸っぱメインの現状だと、そう何本も持ち歩くワケにもいかず・・・。ヾ(´▽`;)ゝ

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